いろいろ本を斜め読み



スタディスキルゼミに関する講義計画も煮詰まって、いろいろ考えても前に進まなくなってきたし、来年度から始まる予定の仕事の話も何かすんなり進んでいかない。
あまりにどうしようもないので、三宮に繰り出して本屋めぐり。
ディベートの参考になるかと、大隅静治『クジラと日本人』、岩波新書を斜め読みする。
どちらかといえば、捕鯨支持の立場から日本人とクジラとの文化的な繋がりを強調する。
ついでと言ってはなんだが、将棋の先崎八段の『山手線内回りのゲリラ』、日本将棋連盟は拾い読み。
どうでもよい話だか、先崎という字で「まっさき」と読む人がついこの間まで統合幕僚議長をやっていたような気がする。(ホントにどうでもよい)
先崎先生の文章はほんまにうまい。うらやましい。
全体に軽い文章なのだか、気持ち良く読ませる文体が魅力なのだ。
何故かこれがバルトークのピアノ曲と雰囲気よくマッチする(ような気がする(笑))。
おちゃらけた文章の合間に、キラリと光る読ませる文が混じるのが、また最近沈みがちな気分を刺激してくれるのがまたうれしい。
「それにしても歴史とは、すなわち人間のエゴの集大成だ。無数の個のエゴが複雑にからみあって、ひとつの史実が残る。日本という国でこれだから、世界規模で見ればなおさらだろう。かつて、世界は破滅寸前まていったわけだが、その陰には、誰にも知られることもない感情のあだ花が山のようにあったに違いない。」
考えたことを一気に文章にできる「瞬発力」(解説より)は羨むばかりである。
あとはローレンツ・イェーガー『アドルノ 政治的伝記』岩波書店。
そして横光利一『上海』、岩波文庫。
古さと近代がないまぜになる上海の街、その鬼気迫る描写に思わず引き込まれる。
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